あいおい結びの会でご成婚された方にインタビューしました。

 

あなたの活動の励みとなりますように!

 

在籍期間18か月
休会期間3か月
交際期間6カ月
諦めなかったからこそ出会えたご縁

弊社会員様 :51歳 男性   

職業    :ご住職         

お相手   :46歳 女性

お相手職業 :社団法人勤務

 

お見合い人数: 7人

交際人数  : 1人

51歳、再再婚。いま「穏やかな幸せ」を生きている御住職のお話

 

 

80代のお父様からから最初にお電話をいただきました。「諦めきれないので、こちらでお世話になりたいのです」と。
声の奥にあったのは、切実さと、最後の願いのような祈りでした。

息子さんはご住職。50歳。そして、過去に二度の結婚と離婚を経験されていました。

再再婚を希望する方をお預かりするのは弊社でも初めてでした。けれど、私たちがこの方の人生を伺っていくうちに、それは「うまくいかなかった話」ではなく、何度も傷つきながら、それでも人を大切にしようとした人の記録なのだと分かっていきました。

 

彼が僧侶の道に入ったのは、学生時代。
親しい友人を亡くしたことが、大きなきっかけでした。

命があまりにも突然に途切れる現実に触れ、「生きること」「支えること」を学びたいと願った彼は、僧侶の世界に身を置きます。修行は厳しく、心も身体も鍛えられる日々。
その中で彼は、心から大切に思える人に出会います。しかし、“死別”という形で終わりました。大切な人、守りたいと思う人を、失う。その痛みを抱えた彼は、恋愛から距離を取り、修行に集中することで心を保っていました。


 

 

「結婚すれば報われる」と思ったわけではない。でも——

 

両親の勧めでお見合いを受け、結婚したこともありました。けれど、お相手の精神疾患を理由に、数か月で離婚に至ります。数年後、今度はお檀家様からの縁談を受けました。

「将来住職として、お寺を守るために」
その責任と期待の中で、彼は再び結婚を決意します。
しかし、ほどなくしてお相手が家を出てしまい、ひと月も経たずに離婚に。
人生の節目に、二度も同じように崩れていく結婚。
彼の心に残ったのは、疲労と、言葉にできない虚しさでした。
そして、静かに“女性不信”へと傾いていきます。

ご両親の「最後の願い」

 

それでも、ご両親は諦めていませんでした。
年齢を重ね、ご自身の体力や将来を思うほどに、息子さんのことが心配になられたのでしょう。

「いくつになっても我が子は可愛い。この子が一人で背負い続けるのは、もう苦しい」
「せめて、心を許せる伴侶がいてほしい」

そうしてご両親は、最後の願いを込めて、お寺の方を専門とするあいおい結びの会に連絡をくださいました。

息子さんは、住職絶対の環境下、半信半疑のまま、ご入会。
ただ、ご自分からお見合いを申し込むことはありませんでした。
「申し込む」ことが、怖かったのかもしれません。
関係を築くことも、期待して崩れることも、もうしたくない。だから彼は、届いたお申し込みにだけ、誠実に向き合いました。

交際は続く。でも、心と身体が追いつかない

 

何名かの方と交際はできました。
もちろんそのはず。端正なお顔立ちに高身長、控えめで口数少なく、男気のある料理男子。誠実さはすぐに伝わるお人柄。
けれど住職という仕事は、多忙を極めます。
さらに体調不良が重なり、活動は一度、休会に。

三か月後、彼は退会を申し出てこられました。
「やはり自分には、もう無理です。」
その言葉には、諦めというより、疲れが滲んでいました。

そのときカウンセラーは、強く引き止めたわけではありません。
ただ、こうお伝えしました。
「せっかくここまで来たご縁です。ひと月だけでもいい。“本気で頑張るひと月”にしませんか。動いてから、やめるか続けるか決めましょう。」

そして活動が止まりそうになるたび、都度、都度、彼を励まし続けました。
 

再開してすぐ、未来のお嫁さんから「お申し込み」が届いた

 

 

活動を再開してほどなく。4歳年下の女性から、お見合いのお申込みが届きました。彼女は、明るくて、謙虚で、家庭的。それでいて、住職という立場にも過度に怯まず、構えず、自然体で向き合ってくださる方でした。
彼が惹かれたのは、彼女の華やかさではありません。
「日々を一緒に整えていけそうだ」と感じる、落ち着いたあたたかさでした。
そして、彼女は彼の婚歴を、重たく扱いませんでした。
「大丈夫ですよ。今のあなたを見て、交際したいと思ったんです。」
彼女が見ていたのは、“過去”ではなく、目の前で誠実に振る舞う“今の彼”でした。その言葉に、彼の中で固くなっていた何かが、そっとほどけていきます。
交際は驚くほど順調に進み、やがてお二人はご成婚へ。

過去は消えない。でも、「意味」は変えられる

 

 

この住職の物語が教えてくれるのは、「婚歴があっても大丈夫」という単純な話ではありません。過去は、消えません。傷も、経験も、なかったことにはできません。
ただ——
向き合い方が変われば、過去の“意味”は変えられます。
彼は、傷ついた自分を置き去りにせず、一度は離れかけた婚活に、もう一度戻ってきました。「もう無理」と言いながらも、“ひと月だけ本気で”という言葉を信じて、踏みとどまりました。

その結果、彼は「自分は愛される価値があるのか」という疑いではなく、
「自分はどう生きて、どう支え合いたいのか」という問いで、結婚に向き合えるようになったのだと思います。

いま、彼は幸せに暮らしています

 

52歳、再再婚。
今、彼は、お寺の仕事を続けながら、穏やかに暮らしています。

幸せは、派手なものではありません。
忙しい日常の中で、「おかえり」と言える人がいること。
「無理しないで」と言ってもらえること。
一緒にごはんを食べ、明日を整えていけること。
そういう静かな幸せが、彼の暮らしにはあります。

最後に。動けないあなたへ

 

 

結婚したい気持ちはある。
でも、過去の経験が怖くて動けない。
経験がないから動けない。
いろんな言い訳をつくって先延ばしにしてしまう。

 

もしあなたが今、そこにいるのだとしたら。
伝えたいのは、これです。

ご縁は、「強い人」にだけ訪れるのではありません。
諦めなかった人に、必ず訪れるのです。
あなたにふさわしいタイミングで。

 

 

そして私たちは、その瞬間を、あなたのキセキを一緒に作るためにいます。

 

あなたが一人で抱えてきたもの、
言葉にしづらい怖さも、
ここでは、ちゃんと扱います。

ほんのひと時、自分の人生に期待して
本気で頑張る婚活を、一緒に始めませんか。

 

婚活は自分活。口角をあげて、前向きな言葉で。
あなたをお待ちしています。